アダルトスクールのテスト

前の日のアロハスタジアムのマーケット

 朝、リリウオカラニ小学校へ行くと、いつもと違う机の並び。どうしたのかと聞いてみると、今日はテストなのだという。成績があるわけではあるまいし、何のためのテストかと聞いてみると(そういう複雑なことはもちろん日本語。生徒さんで前からいる人に聞いた)、Governmentがアダルトスクールのお金を出しているということで、そのお金が本当にそういう目的で使われているかとか、生徒はどれくらいのレベルなのかとか、それを調べるため、つまりGovernmentに提出するためのテストなのだという。
 先生が説明していたのは、前にテストをやるとアナウンスしたところ、ほとんどの人が休んでしまって5人くらいしかいなかったということだった。したがって、アナウンスしないで突然テストをやらざるを得ないという。
 マークシート式のテストで、全部で32問だった。私にとってはちょっと難しい問題が数個。ほとんどは簡単な問題だった。
 テストが終わると帰っていいというので、そのまま早めに学校を後にした。
 先にテストが終わって出て行ったAコさんという人とバス停の近くで会い、「ダウンタウンに行くバス停ってどれかしら」と聞かれ、私が乗る1番のバスと同じだったので、一緒にバスを待ち、一緒にバスに乗った。
 彼女はクラスでもとりわけ流暢に英語を話す人である。そしてとてもきれいな人だ。だんなさんがアメリカ人で、だんなさんと話す時は英語で話していると、クラスの自己紹介のときに言っていた。
 今日初めて喋ったがとても感じのよい人で、かわいらしい人だった。上品な感じ。娘さんが4歳で、2年前からハワイに住んでいるらしい。その前はオーストラリアに住んでいたということだ。そしてアメリカ本土にも住んでいたことがあると言っていた。インターナショナルな人なのだ。
 かわいい人だなと思っていたので、こんなきっかけで話せてよかった。


 大学でメールをチェックして、時間が余ったので外でテーブルと椅子があるところにすわり宿題をやっていた。そこへクラスメイトのCイが来て、同じテーブルで各々宿題をやった。かなり大学生っぽい感じだ。なかなかいいね。
 クラスが始まる前に、AccuracyクラスのAナちゃんとブログの話をした。先日おたがいブログを書いていることが発覚し、URLを交換したのだ。ふだんあまり話すことがないので、こういうきっかけがあると嬉しい。彼女は全くでしゃばったりせずに控えめな感じだが、指されるときちんと答えられるのでうらやましい。Bイの聞き取りは慣れれば大丈夫だと教えてくれた。その言葉をはげみに日々取り組むことにしよう。
 今日はInterchangeだったのだが、私にとってミステリアスなJンがパートナーだった。奥さんが美人で、息子さんがいるというJン。ちょっとドキドキしていたが、いろいろ聞けるかと思って楽しみにしていた。
 彼は日本に6年くらい住んでおり、日本語がぺらぺらだということだ。しかし学校で日本語を話しているのを聞いたことはない。彼は韓国と日本をつなぐ旅行会社で働いており、今まではその2言語しか必要なかったらしい。しかし子供が育つうちに子供は英語を話し、そして子供の友達の親ももちろん英語を話す。(なぜハワイに来たかというのは詳しく聞けなかった)それで英語が必要になって英語を学び始めたということだ。そして彼は今ゴルフの先生をしており、学校が終わると日本人2人と、韓国人二人にゴルフを教えているらしい。そのうち一人は自分の息子だということだ。日本人には日本語で教え、韓国人には韓国語で教え、自分の息子には英語で教えているという。すごい生活だ。かっこいい。
 そのあとはYoga。ゆっくりリラックスしているときに、先生がいろいろなことを言うのだが、やっぱりわからず。きっとヨガのポリシーというか、考え方を説明しているのだろうなと思いつつ、わからないのでボーっとしているばかり。ちょっと寂しいなと思うが、まあしかたがない。


 昨晩ヒッチハイクという危険な方法で帰ってきた新しいハウスメイトは、今日は6時前にはしっかり帰ってきたらしい。初日はどうだったのか、私が帰ったときにはもう部屋に戻っていたので聞けなかったが、明日の朝にでも時間があったら聞いてみよう。


 先日日本にいるTに電話をした。英語の勉強でいきづまっているようなことを話したら、「最初は特に大変なんだよ。もうちょっとしたら少し楽になるよ」と言われた。確かに脳の仕組みから(海馬、という本によると)何度も経験すればするほど、その能力は飛躍的に伸びるという。最初の1回が一番大変で、そのあとは最初の大変だったことが当たり前のようにできてしまうという。
 そのTの言葉と「海馬」で読んだ内容をを励みに、がんばることにした。つまり今はつらいけど、乗り越えればどんどん伸びていくはずなのだ。
 それからボキャブラリーがあまりにないということを話したら「それは壁になるかもしれないね」と言われた。ううむ。がんばらねばなるまい、ボキャブラリー。
 しかし幸いにも私は本好きである。日本語も、本でたくさん覚えた。本をたくさん読んだからいろいろな言葉が出てくるのではないかと思うほどだ。だから英語も、本の力で伸びないかなと思っている。つまり英語に慣れるということを、本を通してできないかと。今は全部の単語が聞き取れていても瞬時に意味がわかるとは限らない。これはやはり慣れが足りないというか。本をたくさん読んで、文章に慣れていけば、これは克服されると思うのだ。Tに話したら、それは有効だと思うよと言ってくれた。
 がんばろうがんばろう。また少しモチベーションがあがってきた。