学校から見た夕焼け

 午前中の学校がないのに、6時に目が覚めてしまったのでそのまま起きた。朝はバナナケーキを食べたり、予習をしたり、宿題をしたり、洗濯したりして過ごした。
 学校に早めに行ってインターネットをしてからお昼を食べに外に行こうとすると、Kコさんが図書館でコピーをとっていた。
 普段授業中に英語で話しているので、日本語で話す彼女がどんな感じだかあまりよく知らないのだが、すごくよくしゃべる人だ。驚いた。先生の話をしていて、最初はBイのこともあれはあれでああいう先生だから、と言っていたのだが、私は2クラスともBイだと言ったら「それはかわいそうね」と即座に言われた。やはりそうだったのか。「だって、他の先生のほうがわかりやすいもの」ということだった。私って、かわいそうだったんだ。それを聞いて、やっぱり午前中のアダルトスクールをとって良かったと思った。
 しかし今の私は、ひとつひとつ頭で単語を並べてから話しているが、これが果たして流暢に話せるようになるための唯一の道なのだろうか。また、他の生徒さんたちがジャパニーズ英語を話しているのを聞くのは逆効果にはならないのだろうか。
 今日は、どうしてだからわからないが、英語で話すのがとても億劫で、ずっと日本語を話していたいくらいだった。そんな日もあるのだ。
 Bイが教室に入ってきて、英語で早口で話し出したためびっくりしてしまったくらいだ。当たり前なのに。
 授業がすべて終わったあとに、今日はAccuracy ClassのメンバーでWillowsに行った。その前にMagoosとかいう学校の近くのお店に飲みに行った。前述の通り今日は英語が億劫だったので、日本語がいいなあとひそかに思っていたが、Sンという韓国人の女性も一緒だったので英語で会話することになった。でも私は彼女がとても好きなので、むしろよかったかもしれない。しかし彼女は英語が流暢なので、がんばってなんとかわかるといった感じである。たまに速いとわからないことがある。私に向かって話されると、わからなかったらどうしようとドキドキしてしまう。しかも私もしゃべりたいのに言葉が出てこないので、申し訳なくなってしまう。
 しかし日本語でもそういうことがあるかもしれない。大勢で一緒にいるときに、天然ぽい女の子一人だけぽつんと訳がわからなそうにしていることがあるが、その子はそういう気持ちなんだろうか。それからそういう子はゆっくり話すので自分が話す前に誰かがしゃべってしまう。会社で、自分はできないから、とコンプレックスをもっている子もいた。似たような感じだろうか。それとも違うのだろうか。
 Willowsに着くと、Kンが私を見つけてハグしてくれた。そして他の友達にも挨拶をしていた。私はこんなときにも何も言えないのが悲しい。しかしKンは優しい。
 席はステージから遠いところしか残っていなくて、あまりよく見えなくて残念だった。しかし音楽はよく聞こえたし、たくさん曲をやっていて、知っている曲も多くてよかった。
 大きなテーブルだったので、みんなではあまり話せなかった。私はなぜかBイと隣の席になってしまったので、「いつから英語の先生になったのか」などと友達っぽく話しかけてみたが、やはりあまり聞き取れない。なぜなんだ。ハラウの人に車で送ってもらったときもほとんどわかったし、Kンと話していたときも聞き返せば大体わかったのに。Bイの行っていることは他の人に比べて本当にわかりづらい。Bイは私が聞き取れていると思って、簡単に話そうとしていないのだろうか。それとも私が聞き取れるかどうかなんて気にもしていないのか。それとも簡単に話してくれているのに私が聞き取れないだけなのか。
 クラスの人たちとの会話では、いつもはあまり話せない私だがお酒が入れば違うかと思ったが、いつもと同じだった。残念だったがまあ、こんなもんだろう。
 バンドの休憩時間にKンと話して、Kンがそばにいた彼女を紹介してくれた。彼女はとてもかわいらしくて、お似合いだった。そこで話をしたのが一番楽しかったかもしれない。彼女のNキは「あなたの英語、いいじゃない」と言ってくれた。ありがとうございます。
 同じクラスのAナちゃんが彼らの声を気に入って、CDが欲しいといっていた。言えば買えるんじゃないの? というと、今日は持っていないといわれたらしい。来週彼らはUHのマノアガーデンで演奏するというので、そのときに買えるらしかった。Aナちゃんが彼らを気に入ってくれてよかった。