オーラルテストでわれながら驚いた

ワイキキの鳩の群れ

 アダルトスクールでは、昨日までよりも真剣に取り組む姿勢を見せた。Lイを心配させてしまっては申し訳ないので。
 しかし今週の月曜日から、やっぱりとてもよく聞こえるようになった。今までもLイの言っていることはわかりやすかったが、ここへきてそれ以上にわかる。わからない単語を拾って、そのつど調べるようにしている。しかし英和辞典で調べると、やはりあまり頭に残らない。それに授業中など十分な時間がない時は例文まで読まずにわかった気になってしまうので、より覚えにくい。
 しかし英和でさっと意味をつかんでから、英英でもう一度調べて雰囲気をつかむというのが最近のお気に入りのやり方だ。電子辞書なので、英和で調べたあとに英英に飛ぶのは簡単なのだ。


 午後のAccuracyクラスは、オーラルテストだった。パートナーは当日先生が決める。私は韓国人のMンだった。彼は英語の成績は優秀だろうと思うので、やりやすいかもしれない。
 テストの内容は、前から教えてもらっていたが、パートナーと設定したシチュエーションで会話をし、今まで習った文法をすべて使いなさいというもの。準備をする時間の時に、最初Mンはふざけて少し知っている日本語で話し出したりしていた。それはそれで面白かったが「準備は必要ないの?」と聞いて、やっと準備をしてもらった。私たちはスポーツについて話すことにした。昔はバレーボールを何年やっていた、ということで過去完了形や過去進行形を使ったり、今フラを何年やっているということで現在完了進行形を使ったり、このスポーツが好きだといって動名詞を使ったりするのだ。準備の段階では、比較級が足りないねということで、フラとバレーボールのどちらが好きか比べよう、と打ち合わせをしていた。
 テストの前にくじで順番を決めた。私たちは2番。1番が始まると、Bイはちっとも文法を使っているかのチェックをしていない。どうしてかと思ったら、テープに録音しているのだ。あとでじっくりチェックをするのだろう。
 私たちの会話が始まって、だいたい予定通り進んだが、比較級を使うための質問をMンが投げてこない。困った。そしてどうしようかなあと思っているうちに違う話題になってしまった。Mンがフラを見るのにお勧めの場所はどこ? という質問でPrepareという単語を使うので、聞き慣れなくてちょっと混乱したが意味はわかったので場所を説明した。そしてなんと日本語で「無料」と言ってしまった。われながら驚いた。普段日本人と英語で話しているので、日本語と英語をまぜながら話してしまうことがある。だから英語で話しているにもかかわらず日本語が出てしまうのだ。困った習慣である。やめたほうがいいな。自分で驚いたので思わずかなり笑ってしまった。Mンも「無料」という単語は知っていて、(韓国と同じような発音らしい)お互いに笑ってしまった。
 そして結局比較級は使えずじまいである。まあいいだろう。
 Fluencyクラスは、半期の成績をひとりひとりに説明するのに時間を使ったので、その間はクラスでほとんど日本語で話していた。普段あまり話さないことも話したりして、それなりに楽しかった。そして成績はよかった。まあ、真面目にやっていれば普通によい成績をくれるのだろう。大変なのは韓国人のJンさんで、彼は宿題を全然やらないので、これでは卒業できないと言われたらしい。
 Skills(Pronunceation)クラスも、成績の説明。私はとてもよいと言われた。たまに母音の発音がよくないときがある、といわれた。appleなどの最初の「a」の発音を、日本語の「あ」のように言ってしまうことが多いので、心当たりはかなりある。
 授業が終わるとBook Report。児童用の本を読んで、それについて会話をするというレッスン。私の読んでいる本はなかなか面白いがまだ途中なので途中まで話した。今日はすぐに終わったのでよかった。