アダルトスクール二日目

スタジオの前

 二日目にしてかなり疲れてきた私である。ヨガなどをやっているせいもあると思うが。
 6時に起きて朝食と弁当を用意し、朝食をBイと一緒に食べた。
 今日は天気が悪く寒かったのでTシャツの上にパーカという格好で学校まで歩いた。
 隣の席の若い女の子と少し話した。そういえば彼女も午後他の学校へ通っているといっていたので聞いてみたらGVだという。ハウスメイトのMミとLゾと同じ学校だ。聞いてみると二人とも知っていると言う。
 しかし彼女はもう少ししたらワイキキに引っ越すため、ワイキキコミュニティセンターでやっている方にクラスを変わりたいと言っていた。先生に交渉したら、Kaimuki Community Schoolのオフィスへ行くように言われていた。
 授業は、Disasterという単語を習い、Natural DisasterとMan-made Disasterの2種類を教わった。そしてそれぞれ自分の経験を話してくださいと。毎日準備なしにこういうスピーチの練習をするということだった。結構お年を召した方が多くて、戦争を自ら体験している人が多くて驚いた。私は台風の日にスキーウェアを着て出かけたという話をした。
 その後はパートナーを決めて練習問題をやった。これはそれほど難しいものではなかったが、やはり先生はそれぞれ間違いを正して言いなおしてくれるので、他の人がやっているときでも結構勉強になる。
 途中から見学という人が来た。その二人はまだクラスを決めていなくて、とりあえず見学に来たらしい。しかし一緒に授業を受けて発言していた。そういう、体験入学のようなこともできるのだ。
 続いて次のクラスでは、同じDisasterについて最初に話した。私は今度は新潟の地震で、母とボランティアに行こうと思ったが、バスが満席で予約できなかったと言う話をした。しょうもない。
 10時からのクラスではとても流暢に話す人が多い。
 11時過ぎの休憩でクラスを抜けてUHへ向かった。


 学校のClic LabでEメールを見たら、ハラウのMリちゃんからメールが来ていた。彼女はゴリエTシャツが欲しいと言う。ハワイでしか売っていないらしく、インターネットで調べるとモニ・ホノルルというお店で独占販売しているらしい。では、今度ワイキキに行ったときに覗いてみることにしよう、Mリちゃんのために。
 本日のAcculacy Classは、あまり話せなかった。先生のBイは3人で話せと言う。このメンバーで3人だとあまり話せない私である。
 高校生くらいまでは人見知りだった私だが、またそれが顔を出してきたような感じがする。どうして人見知りをするか考えたが、相手にどう思われるかと言う不安からではないかと思った。私が最近人見知りを克服したのは、どう思われるかを気にしておとなしくしているよりも、自分をさらけ出したほうが気に入ってもらえることが多いと気づいたからであった。
 しかし英語となると自分の性格の問題だけではなく英語の上手下手の問題が関わってくる。そんなことも気にしないでしゃべったもん勝ちだというのはわかるのだが、私が話そうとして、しかし次の言葉が見つからずに止まってしまったら、それを待っている間相手に悪いなと思ってしまったりする。
 でも! たった3ヶ月(もうあと2ヶ月)なんだし、相手はおそらくもっと長くこの学校にいる人たちなんだし、相手のことなど考えずに話すことにしよう。今そう決めた。そうだ。短いハワイ生活なんだから。
 Fluency Classもまあぼちぼちな感じだった。面倒くさい宿題が出た。時間があるかどうか。週末にやるしかないな。
 最後のPronunceのクラスは、パートナーとの会話をビデオにとって、それを全員で見た。先生が時々テープを止めて、今のはとてもいいね、とか、今のはちょっとよくなかったからもう一度言ってみようとか、そういう練習をした。Pロはとても楽しい先生だ。
 火曜日に図書館で借りた本の説明をするはずだったのだが、今日はフラがあるので木曜日に変更してもらった。


 フラに行くために4番のバスで北へ向かった。バスでAccuracy ClassのKコさんと一緒になり、いろいろ話した。午前中のアダルトスクールへ行って、今日はフラなのだという話をした。彼女は私がヨガをやっていることも知っている。そうしたら彼女は「そうやっていろいろやったほうがいいよ」と言ってくれた。「学校が午前中だったら、午後にどこか遠出でもできるんですけどね」と言うと、「でもそういうのはいつでもここに旅行に来たときにできるから。今しかできないことをしたほうがいいと思う」と強く言ってくれた。うれしかった。
 そして彼女は2年ハワイに住んでいる間、アダルトスクールにも言ったことがあるらしい。だがあまりためにならなかったといっていた。周りの人も英語で話してくれるわけではないし、クラス内もみんな平気で自分の言語で話しており、また先生もいい加減な人も結構いて、当たりはずれが激しい、と。それに比べるとやはり私の先生はとてもいい先生である。私はラッキーだな。