携帯を購入

休憩中の運転手さん

 朝から学校へ行って、またもやインターネットなどなどをした。
 携帯を買うか借りるかして手に入れたいと思っていたので、それについていろいろ調べていた。同じNICEプログラムのFワさんはレンタルの携帯だというし、それ以外のクラスの人は結構プリペイド携帯を持っている人が多い。
 今朝調べてみたが、レンタルは月に保険料がかかるものがあったり、通話料そのものが高かったりする。Fワさんが借りたというお店についても調べてみたが、そこでも月に30ドルの保険料がかかるということだ。そして通話料は1分68セントだっただろうか。
 かなりプリペイドにしようと傾きかけてきた私であった。
 海外対応の携帯を、日本でわざわざ買った私だが、ハワイから私の携帯にかける場合は日本に国際電話をして、それをまたハワイに転送するということをしなくてはならず、こちらの知り合いには教えづらい。また、通話料についても、かけるときも着信のときも1分120円以上かかる。
 しかしメールはかなり有効である。こちらに着いてすぐに同じアドレスでメールが使えるため、これはかなり便利だ。しかし通話は、あまり現実的でないかもしれない。
 この間日本から電話をくれた友達がいたが、かなり音が悪かった。すぐに家にかけなおしてもらったくらいだ。
 もろもろあり、ハワイで携帯を手に入れることにしたのだ。
 クラスが終わってからまたFワさんに聞いてみたら、「30ドルの保険は任意なんだよ。私は壊すことなんかないだろうと思って払ってないよ」とのことだ。
 レンタルの携帯は、3ヶ月なら3ヶ月でレンタルの契約をして、最後に返却するときにクレジットカードで清算するらしい。彼女は、ハイアットリージェンシーのサーフショップでレンタルしたらしいが、あらかじめ日本で予約しておいたということだ。そしてそこでは完全に日本語が通じるらしい。
 プリペイド携帯とは、先に通話料を払っておいて、それが切れるまでは使えると言うもの。本体を購入し(これが、$100くらいかかるらしい)、Refill Cardを購入して、それをアカウント(ユーザ?)に対して登録する。カードの料金にいくらか種類があり、高いカードほど通話料金が安い設定になっている。AT&Tのカードの種類は、$10、$25、$50、$75、$100の5種類あるようで、$10〜$75のカードは1分25セント。$100のカードは1分15セントである。また、それぞれのカードには有効期限があり、$10〜$75は90日間、$100のカードは1年間である。それらの残り料金がなくなる前にまたチャージすれば、ずっと使えるというわけだ。そして期限が来たり残りのチャージ分がなくなってしまったりすれば自動的にアカウントが消滅してしまうようだ。ほったらかしでよいということである。
 やはりプリペイドにしようかなと思い、Skills Classが同じSカちゃんに聞いてみた。彼女はダイエーで買ったと言っていた。「なんでかっていうと、日本語が通じるから」だそうだ。日本語が通じるスタッフの人は、月曜と火曜がお休みで、それ以外はいるらしい。「今日行くんだったらいると思うよ」とのこと。そうしようかな、と思っていた。
 Krauss hallの大きな木の下でタバコを吸っているAちゃん(あれ、彼女は未成年ではなかったか)にも聞いてみたが、彼女も「3ヶ月だったらプリペイドのほうがいいんじゃん」とのお言葉。隣にいたSタくんは、普通に契約をしているらしい。毎月$45くらい払って、夜はフリーだし土日はフリーだしと言っていた。通話がフリー!? だからハワイの人はあんなにずっと話しながら歩いているのだろうか。ハワイの人は電話が大好きなようで、バスの中でもずっと話している人は結構いるし、なにかといと歩きながらでも電話している。しかしそれを契約するためにはアメリカのIDか何かが必要だと言うことだ。ちょっと面倒くさそうなのでやめたほうが賢明だろう。
 ダイエーに行こうとバスに乗った。しかし、今私は英語の勉強をしているのだ。なぜわざわざ日本語で話さなくてはいけないのだ。そう思って英語でやりとりしようと思い、同じ家でホームステイをしているMミちゃんが買いに行ったというアラモアナセンターに行くことにした。シアーズの1階にAT&Tがあり、そこにおそるおそる近づいたら「Hello?」と優しそうに男性が微笑んでくれたのでプリペイド携帯が欲しいということを告げた。彼は2つのパンフレットを見せてくれて、これとこれは別々だと教えてくれた。
 ひとつは月々お金がかかるらしい。これははじめてみたのでよくわからない。あらかじめ知っていた、Refill Cardを買ってチャージする方のパンフレットを指差し、こちらにすると言った。そしてさらに$25のカードも購入することにした。買うために必要なのは、申込書に記入するくらい。名前と、ホノルルでの住所と、自宅の電話番号など。だからもしかしたらホテルに滞在している人は買うのにひと手間かかったりするのだろうか。そのへんはよくわからなかった。
 お店の彼はどこかへ電話したり、私が購入したRefill Cardを見ながら私の携帯に何かやっていた。おそらくチャージしてくれているのだと思う。
 そして手続きは終わり、清算になると、「58.03ドル」だという。ん? 100ドルだと聞いていたのに。あとでうちわけを見ると、本体が30ドルくらい、カードが25ドル、そしてTAXが入って58ドル3セント。安いではないか! ラッキー。そしてダイエーで買わなくて良かった。
 あとからMミちゃんに聞いてみると、Mミちゃんは私が見たもう一つのパンフレットのほうらしい。どういうしくみかというと、毎月決まった額($23〜$73の5種類のコースが選べる)を支払い、その中で最大これだけ話せる、というもの。
 たとえばMミちゃんが選んでいるのは毎月$43.95を払うもので、これだと月に最大400分以上話すことができる。つまり通話は1分10セントだということだ。そして足りなくなったら月の途中でも支払えるらしい。たとえ200分しか話さなかったとしても、1分20セントなのでけっこう安いことになる。なるほど。もしこういう携帯を持っていたら、たくさん話さなくてはと思ってしまうかもしれない。
 ハワイに来ている日本人をリサーチした結果、持っている携帯の種類は次の通りということだ。ちなみにプリペイドに関してはAT&Tしか見ていないので、他の会社だとまた違ったプランがあるのかもしれない。

  • レンタル(ピンキリ。通話料が1分$1以上が多い。レンタル料金があるものとないものがある)
  • 普通に購入し契約(通話料が安いが、IDが必要など条件がある)
  • プリペイド FREE・2・GO(Refill Cardを購入しチャージするもの、基本料金なし)
  • プリペイド go phone(毎月同額の支払いがあり、上限が決まっている。FREE・2・GOより通話料が安い)

 ちなみにFREE・2・GOとgo phoneというのは、AT&Tのプランの名称である。したがって、他の携帯会社では別の名前になっているはず。私がもらってきたVerizon Wirelessのパンフレットによると、Verizonではpay as you goというようだ。