UHの学生とInterchange

空と雲と景色

 本日はAcculacy ClassとFluency Classの二つだけの日である。
 今日は早起きしたので朝から学校の図書館に行って、自分のPCをワイヤレスランにつないでずっとインターネットをしていた。調べ物やら、メールやら。
 そして今日こそUHのLeisure Programに登録しようと思い、かなり勇気を要したが行ってみた。終わってみるとどうと言うことはないのだが、その場にいると逃げ出したくなってしまうのである。やっぱりこういうときに英語を上達させたいと強く思う。
 Hemenway hallの101へ行けばよいらしいのだが、そのドアは閉まっているのである。ううーん。やはり中の様子が見えないだけに緊張する。
 しばし外のベンチで様子を見つつ、気持ちの準備を整えてから向かった。勇気を出してドアを開けてみるとリラックスしてソファに座っている女の子が一人。その子は私のことをしらんぷりである。その奥でPCをいじっている女の子が一人。私の手にLeisure Programのパンフレットがあるのを見て、「Leisure Programならこっちよ」と言うようなことを教えてくれた。緊張しすぎて全く英語が出てこない私。
 その奥に回ると、なんだ、向こうに入り口があり、そちらはオープンな感じになっていた。耳に花を挿した女の子とおじさんが受付をしており、何人かの学生が登録をしているようだった。
「Introduction to Yogaをとりたいのですが」というと、申し込み用紙を渡してくれた。名前やハワイでの住所や学生番号などを書き、真ん中には「(よく読んでいないがおそらく)私は、このプログラムで何が起こってもいかなる責任も追求しません」というようなことをプログラム名と自分の名前がブランクになって書かれている。そのブランクを埋めて、最後にサインをして記入が終了である。
 それを女性に見せると、何日から? と聞かれたので「January 24th」というと、おそらく日にちごとに分かれているのであろう引き出しのフォルダからひとつのファイルを取り出し、その中にある紙の一番後ろに私の名前等を書いた。そこには既に十数人の人の名前が書いてあり、そういえばアメリカでもYogaが流行っていると何かで読んだと思い出した。
 そしてクレジットかキャッシュかと聞かれ、キャッシュでお願いしますと答え、35ドルを払った。申し込み用紙の控えとレシートをもらい、終了。
「あとはこの部屋へ行くだけでいいんですか?」と聞きたかったのだが全く通じなかったらしく、部屋の番号を見て「ここの2階よ」と教えてくれた。ふー悲しい。
 Acculacy ClassのTエもYogaをとりたいと言っていたので「登録してきたよ」と言った。これは、クラスが始まる前にクラスルームで話したので、日本語禁止のため英語で会話をした。そうしたら彼女は紙を見せてくれて、「月曜日と水曜日は無料のInterchangeプログラムがあって、それがYogaと同じ時間なの。だから私はこれに1回行ってみてから、あまりよくなかったらYogaを取ろうと思う」と言っていた。ええーそんなの聞いてないよ、と思ったが、とりあえず私も今日行ってみようと思った。
 Acclacy Classはどんどん進んでいく。テキストは昔習った文法が出てきて、それについて会話をする。私は予習をしていなかったので、その場で答えなければならなかった。教科書はよくできており、ただの穴埋めもあり、パートナーと話し合ってくださいという課題もあり、今のところ退屈することもない。今日の夜は予習とワークブックを進めようと心に決めた。
 Fluency Classの教室へ行くと、韓国人のCイがぼうっとだるそうにしている。「眠いの?」「もうやだーかえりたいー」というようなことを言う。小さい声で話すので隣の席に行ってよく聞いたら、「私はこのクラスの教科書と同じものを、韓国ですごく一生懸命勉強したの。もう一度これをやるなんて面白くない。私は違うクラスへ移りたいと言ったのに、先生たちは私にはこのクラスが合っているというの。私はこのプログラムにたくさんのお金を払っているのにこんなのひどいわ。でも彼らは私の気持ちをわかってくれなくて、私は英語が未熟だからうまく説明できないの。私は韓国では英語をすごく勉強したかったけど、今はもう勉強したくなくなってきた」という。おお、悲しい。でもクラスの変更の期限はもう過ぎてしまったし、私にはどうすることもできない。せめて、できるだけ先生のBイが教科書に沿わない授業をしてくれることを願うばかりである。
 そのFluency Classでは、1時間終わった後にUHの学生と会話する時間があった。UHの学生である彼は、韓国人と日本人のハーフらしい。
 それでまあお決まりの、何がすきかとか、何が得意かとか、そういう会話をした。パートナーのTミは、何の回答も料理が絡んでいて、日本ではレストランで働いていたし、ハワイへは料理の勉強やインタビューのために来ているらしいし、いつも美味しくて安いレストランを探しているらしい。「Cooking is your life.」と言ったら「Yes」だそうだ。1年間いるということなので、うらやましい。そういう目的がある人をみるととても応援したくなる。がんばって欲しい。
 それでFluency Classは終わり。Krauss hallの方へ戻ると、Palm Treeの周りにみんながいて(というかいつもNICEプログラムの人たちはそこにたむろしている)話していた。
 私は携帯のことを聞こうと、最初の日に話してからちょくちょく話をするFワさんのところへ行った。携帯のことを話していたら、「ていうか、なんかあるの、帰りながら話そうよ」とそのままバス停へ。他の日本人の子たちも一緒。私は申し訳ないけどあまりここに居たくないと思った。日本人同士でたむろしているということ自体がすこしいやだというのもあるし、授業でやった、頭の中の英語がどんどん押し出されていってしまうような気がするのだ。すこしブルーになった。
 そして彼女たちは乗らずに私だけが乗るバスが来たので、ちょうどよく私は一人になれた。バスに乗ってから気づいた、無料のInterchangeに行くの忘れた! またまたブルーになってしまった。明日Tエに様子を教えてもらおう。
 このまま帰るのもどうしたものかと思い、常々買おうと思っていた洗濯ネットと選択用洗剤を買いにアラモアナセンターへ行った。
 話は変わるが・・・どうしても小銭が使えない。この気持ちがわかるだろうか。他の人はどうしているのだろう。


 クラスのレベルによって、やはりがんばり方が全然違うようだ。クラス内では日本語が禁止なのだが、Accculacy Classの一番レベルの高いクラスは休憩時間に先生がいなくても英語でしゃべっている。やはりみんな英語を話したいのだ。Flucncy ClassのIntermidiate Lawは英語で話したり日本語で話したりである。授業中でも小さい声で日本語を話したりしている。
 本当に英語をがんばりたいと思ったら、やはり来る前に少し実力をつけて少しでもレベルの高いクラスに入らないとだれてしまうかもしれない。私は運良くAcculacy Classはレベルの高いクラスに入れてよかったと思う。またそれ以外にはHulaをやったり、Leisure Programをとったりしてできるだけ英語に触れられるように努めるつもりだ。
 ハワイ大学内のベンチでランチをしていたら、日本語で「ハワイにいても日本と一緒だよなー」と話している男の子がいた。でもそれは、人しだいなのだと思う。日本と同じようにすごそうと思えばいくらでもそうできるので、彼はそういう生活を選んでいるのだろう。