学校でクラス分けテスト

そこらじゅうに咲いているハイビスカス

 朝10:30から学校でクラス分けのテストがあると言うので向かった。
 9時に家を出て、乗り換えたあと、9時半ごろ学校に着いただろうか。バスでは何人も日本人らしき人が乗っており、同じように大学の前で降りた。
 集合場所には、ここで待つように、という張り紙がしており、外で待たされた。これもまた、ハワイらしい。各々座ったり立ったりして待っていた。
 10時半からテストが始まった。テストを受けるのは16人で、そのうち2人だけ韓国人で、それ以外は日本人のようだった。テストはページをめくった折り目がついていたり、うっかり答えを書いてしまってから消してしまったような跡があり、何度も使っているらしかった。2種類のテストがあったが、2つ目のほうは1988年改訂版ということが書いてあった。いいのか?
 1つ目のテストは「She __ a girl.」の__の部分がポンという音で置き換えられた音声を聞くもので、リスニング兼穴埋めテストである(選択式)。初めてだったので戸惑ったし、かなり集中力を要した気がする。だが中には、選択肢だけで、音声を聞かずに答えがわかるものもあった。
 2つ目のテストは、Apple,Orange,bananaなどと書いてある中で文章が読まれ、答えを探すもので、たとえば「オレンジはりんごより高い。りんごはバナナより高い。さて、一番安いのはどれか」と言うような問題。小学生じゃん! と思うとそんなテストを受けている自分が少し悲しくなった。
 テストを受けたあとに、インタビューがあった。面接である。テストと面接でクラス分けが決まるらしい。テストでは結構聞き取れたと感じていたが、やはり実際の口頭での質問はテスト用に録音されたものとわけが違う。何度も聞きなおしてしまったし、自分の言いたいことはあまり伝えられない。
 面接の場所に移動するときと、面接を待っているときに何人かの方と話した。当然日本語。それぞれ英会話の能力はばらばらのようだった。
 そのあとキャンパスツアーがあったのだが、全く英語がわからない人は、それすら聞かずに日本人同士しゃべっている。仕方ないのかもしれないが、ちょっとその中には入りたくなかった。何より、説明してくれているハワイ大学の学生に失礼である。しかしそういう私も、時々話してしまったが。