Peleが住むKilauea火山へ行く

Halema`uma`uの虹

 朝起きて、Sホ先生は別行動、私とYコさんはKilauea火山に行った。Halema`uma`uという、Peleの住む場所に行った。Peleとはハワイで火の女神または火山の女神と言われている。
 クレーターの周りに行くと、ビジターセンターから雨が降っていた。しかしHalema`uma`uへ近づくと雲が晴れてきた。車から除く景色は、荒々しいPeleに似つかわしいものだった。見たこともない木が見たこともない間隔で広がっている様子や、徐々にジャングルのように草木がおおい茂っていく様子など。それから一切草木がないところもあった。Yコさんが、「ココは地球だけど、他の星に来たみたい」と言っていた。まさにそんな言葉がぴったりである。
 Halema`uma`uの近くで車を止めてすこし歩いてクレーターを眺められると言うことだった。ものすごい風と、風に乗ってくる雨で、歩くのすら大変なほどだった。本当にPeleが住んでいるか、山が意思を持っているようだった。
 頑張ってクレーターが見下ろせるところまで歩いた。
 見下ろすと、クレーターの中が虹色に染まっている。一瞬、何て変わった岩の色なんだろうと思った。しかし違ったのだ。晴れているのに風が運んでくる雨のせいで、濃い虹がかかっていたのだった。
 初めて来たPeleの住まいで、その中に虹を見てしまった。なんてラッキーなんだろう。