レオンを英語の字幕で観る

 Accuracyクラスに遅れていったら、今映画がちょうど始まったところだという。その前に評価面接があった。Bイが書いた評価シートにサインをするだけである。中間テストは75点だったが、期末テストは85点だった。「テストは決して簡単ではなかったが、あなたはとてもよくやっている」というようなことを言われた。あとは「最初の頃は話すのも聞くのも大変そうだったが、今は返答も早いし、なめらかになった。よくがんばったわね」というようなことを言ってもらった。5段階か4段階の評価なのだが、3つくらいが上から2番目のVery Goodで、1つだけ1番上のOutstandingがあった。グッジョブ、私。
 数分でその面接は終わり、そのあと映画を観た。Leonだった。一回見たことがあるので内容は知っているが、英語の字幕付きで観るのは初めてだ。しかしどうして映画だとこうもわからないのだろうか。困ってしまう。字幕を読んでやっとわかるという感じだ。
 Fluencyクラスでは最後の人たちのゲームの説明のテスト。途中でAコちゃんがJコちゃんにネイルを塗ってあげていた。私は同じチームで、そして今ハワイにマニキュアを持ってきておらず、卒業式では寂しいなあと思っていたので、どさくさにまぎれてお願いした。そしたらあっさり「いいよ」とのこと。足もやって欲しいとずうずうしく言ったが、「いいよ」とのこと。Aコちゃん、素敵。ネイルサロンのスタッフ(ネイリストではない)として働いていたことがあるらしい。明日やってもらうことになった。
 そのあとはInterchangeである。お菓子やジュースなどをBイが持ってきてくれて、パーティのようなことをした。みんなで写真を撮ったりした。全員とすごく親しくしていたわけではないが、10週間ほとんど毎日顔をあわせ、なんとなくみんなの特徴もつかんできて、そろそろお別れという頃にいつのまにかみんなのことを好きになっていた。時間というのはすごいものだ。
 そして私はこういう仲良くなり方が好きである。別の目的でただ一緒にいて、すごく気が合うとかそういう理由ではなく、長く一緒にいたからそれだけで居心地がいいのである。気が合うというのはもちろんすごく大事だが、長い時間を一緒に過ごしたというのはそれと同じくらい価値があることなのだと思う。
 Interchangeで何度となく一緒のグループになったRンとちょっと話したら、彼は8月か9月から日本の上智大学に留学に行くという。そして1年か2年いくらしい。これは何かの縁かもしれないとふと思って、日本に来たら連絡をちょうだいと言ってみた。そうしたらメールするよ、と言ってくれたのでメールアドレスを教えた。本当にメールは便利だ。いい世の中になった。日本に来たら英語を教えてね、と言ったら「そうしたら日本語を教えて」と言われたのでもちろん、と答えた。10歳くらい年が違うのだが、友達になれるはず。