筆記テスト

朝のKapaolono公園と空

 Accuracyクラスは筆記テストだった。最初はリスニングがあり、テープはBイと他のクラスのQンが喋っているものだった。Qンもまた聞きづらい先生だったので、聞き取れない言葉がいくつもあったが、まあ大体こんなもんだろうと答えた。そのあとの穴埋めや選択問題は、それほど難しくなかったように思う。
 Fluencyクラスは試験の準備。ゲームの内容を説明するというものだったので、女の子達はUnoをやっていた。私は昨日Interchangeのレポートを書いていなかったのでそれを内職していた。
 それが終わるとSkillsクラス。LとRの発音にフォーカスをあて、グループに分かれてゲームなどをした。私は普段の生活で油断しているとLとRを聞き間違えてしまうことが多いが、授業中であればほぼ間違えずに聞き取れるようだった。発音も同様である。普段話している時はLとRをまちがえるが、最初から意識して発音すれば問題なくできるようだ。
 しかし多くの人は聞き取りがなかなかできないようだし、LとRを全く言い分けられない人もいるのだった。私は英語の勉強が嫌いだったときからRの発音はちょっと意識して気をつけるようにしていたので、今になって苦にならないのかもしれない。
 今も忘れない、高校生になったばかりの頃、英語の授業中に二人で何かの会話を読みあうというエクササイズがあった。中学生や高校生というのは恥ずかしい年頃だというのも手伝ってか、いつもカタカナ英語で発音していた私だった。しかしパートナーの女の子は英語を一生懸命勉強している子で、まるで外国人を真似て発音しているのだ。そこで私もそのように発音しようと思ったができないのだ。自分ができていないことはわかる。彼女はより本当の発音に近いこともわかる。わかるのに、どうして自分はその発音に近づけないのかと驚いた。そしてこの子ができているのはこの子が特別なわけではなくて、普段からそういう練習をしているからだと思った。
 それからも英語の勉強は本当にしなかったが、授業中に音読の時間があったりすると、そこだけは比較的注意を向けていたのだった。そのおかげで今ずいぶん助かっていると思う。もちろんもっと英語の勉強をしてボキャブラリーをふやしていればもっと助かったに違いないが、それは今からやるしかないだろう。発音の方は、今からやるとしたら結構難しいのではないだろうか。