前の日に電話をくださったCコさんという方と5時にロイヤルハワイアンショッピングセンターの前で待ち合わせをした。
 Cコさんは、キングカメハメハフラコンペティションでたまたまお話しする機会があった人である。そこでどういうわけか電話番号などを交換し、私がハワイに来ている間にお手紙をやり取りし、今回連絡してくださったのである。
 インターナショナルマーケットプレイスのフードコートに行って、韓国料理を食べた。
 Cコさんは、もう25年くらいフラをやっていて、ハワイでフラを教わり、日本で一人でフラを楽しんでいるのだ。若い頃は2ヶ月に一度ハワイに来てフラを教わっていたという。そして今でも日本で毎日フラを踊っているというのだ。
 いろいろなことを教えてくれた。
 私のスタイルは、ビーマスタイルと言って、あまりアイハしないでかかとを上げて踊るスタイル。これはワイキキスタイルとも呼ばれているらしい。しかし昔からのトラディショナルなフラはベタ足で、踊りの中でアップするときにはビーマスタイルのようになるという。だからどちらもできるというのだ。
 そして彼女が今のようにフラを楽しむようになってから、いろいろな人と出会いがあり、ドラマチックなことがたくさんあったということも話してくれた。彼女自身では感動的だともドラマチックだとも言わないが、私はとても素敵な話だと思った。
 それから話の流れでCコさんのお部屋にお邪魔することになり、踊りを見せていただいた。すこしテンポの速い曲では、とてもモーションが素敵だった。彼女のKumuは80歳なのだが、そんなことは感じさせないように今風で、元気でかわいらしいフラだった。
 そして私のステップを見せて、というのですこしだけベーシックをやった。カオやカホロのヒップタイミングは同じだが、彼女はベタ足、私はビーマスタイルである。しかし彼女はビーマスタイルもできるのだ。「ベタ足の人はビーマスタイルはすぐできるけど、ビーマスタイルやっているひとはベタ足が難しいって言うわね」と言われた。
 Olana Aiのレッスンへ行った時は、足と一緒にヒップを送っていたので、ベタ足のスタイルはみんなそうかと思ったがそうではなかったのだ。ベタ足でもヒップを後から送るようなスタイルもあるのである。それなら俄然ベタ足を習いたいと思った。フラは深いなあ。