クラスメイトが見学にきた

 クラスメイトのKコさんと一緒にハラウへ行った。Kコさんがレッスンを見たいと言っていたからだ。
 ハラウへ着くと、6時ぴったりだったが前のクラスがまだやっていた。おばさんばかり5人。私たちが後ろの椅子に座ると、しばらくしてKumuが全員後ろを向くように言った。私たちを観客のようにして踊るようだ。全員が上手というわけではないが、みんな真剣に、そして笑顔で踊っている姿はとても素敵で、楽しかった。
 そして私たちのクラスが始まった。今日は少なくて7人だけ。最初にベーシックをやったあと、先週やって覚えたKahikoをやった。Ami Kuku(Left)*1を家でちょっと練習したので、先週よりはできたが、まだまだうまくできない。
 そして今までの曲のレビューをした。基本モーションのレビュー、それからその他の`Auanaの2曲。私はやはり全く覚えていないので、周りを一生懸命見ながらやっていた。
 日本で習っていた時は、手を横に動かすモーションでも、からだは正面を向くようにといわれることがほとんどだった。それは群舞としてのフラで、全体を統一するという目的があったためかもしれない。しかしMichaelは手が斜めを向く時は体もすこし斜めを向くように、手と上体がばらばらではいけないと言った。手の動きと、上体の両方でモーションを表すのだと。
 レビューが終わった後に新しい曲をやった。なんと4番まである1曲を全部やってしまった。とてもゆっくりで、とても優雅な曲。Michaelの声と、雰囲気と、想いと、モーションと、そしてCDの声が、私をとてもうっとりとさせるのだった。
 時々前後交代するのだが、私が前に来たときに、斜め前に進むステップで、Kumuと手が届きそうなほど近づき、鏡に映っているように同じモーションをしたことが何回かあった。それは少し恥ずかしかったが、しかしとても私を幸せな気持ちにするのだった。
 Kumuは私をとてもよくケアしてくれる。つまりちょっとしたことをたくさん注意してくれる。ちょっと他の人に申し訳ないくらいだと思ってしまうのは、私の自意識過剰だろうか。
 家に帰ってから、習った振りをすべて絵に描いた。私はいつも、習ったその日に描くようにしている。やっぱり私はとても、フラが好きなんだなあと思う。歌の意味をきちんと理解して、ハワイ語も覚えて、というのももちろん大切だが、何よりも踊っていて幸せだということが、私にとって一番大事にしたいことなのかもしれない。
 そういえば後ろで見学していた友達は、なんかとても感動したようだった。先生が本当に笑顔でいいね、と言っていた。「そう! 先生が一番楽しそうでしょ」と私も同意。来てよかったー、と言っていた。それは良かった、私も嬉しい。そういえばホストマザーが待っているから早めに帰るかもと言っていた彼女だったが、最後まで観て行ったので、よほど良かったのだろうと思う。

*1:Ami Kuku:ヒップを2回まわし、さらに早く3回まわすステップ